2010年7月27日火曜日

ADFEST2010: WINNERS


タイの情勢悪化の為に延期 → キャンセル → 審査 in 東京。
そしてついに、アドフェストの受賞作品が発表されました。

アドフェストの13年の歴史において初めて国外で行われた審査。
例年ならば、カンヌの前に発表されている審査結果も今年はカンヌ後。すべてが「いつも」とは異なるアドフェスト。
その結果は...

-----------------
Cyber:

サイバーカテゴリーは日本が独占!したとのこと。17のロータスアワードのうち9つが日本のエージェンシーの手に。ベストサイバーは、ユニクロの "LUCKY SWITCH"(電通)。


Film:

ベスト・オブ・フィルムを受賞したのは "Funeral"。
代理店は、Leo Burnett / ArcWorldWide、シンガポール。
3分間のCMですが、映像に引き込まれ、映画を見たような感覚になる素敵なCMだと


ちなみに、日本からは、テレビ埼玉の「チャンネルはそのまま『園芸』篇、『ゴキブリ』篇」がゴールドを受賞。


余談ですが、フィルムロータス部門で最も受賞数が多かった国はバンコク。
また、オーストラリア、ニュージーランドはフィルムクラフト部門を独占したとの事。

Outdoor:

GT東京のヒルズポスト(2009)がベスト・オブ・アウトドアを受賞。

Press&Poster:

今年度のPress&Posterの審査委員長を務めたTed Lim氏曰く、キーワードは "Less is More" との事。ベスト・オブ・プレスは Ace Saatchi&Saatchi Manilaの "Our Ride She Hated"。
ベスパの広告なのですが、とにかくコピーが刺さります。

She hated the flowers.

She hated the bar...

She hated my jokes.

She hated the theater.

She hated the seats...

She hated the restaurant...

She hated the food...

She hated the club.

She hated the music...

She hugged me all the way home.

Vespa. Our ride.


ベスト・オブ・ポスターに選ばれたのが、3Mの緩衝剤のポスター広告 "Marble"。

代理店はバンコクのCreaive Juice(TBWA)。



すこし息切れぎみですが、

下記が Innova、360、ロータスルーツの結果。


Innova:

ユニクロの「LUCKY SWITCH」がサイバーに続き、Grande Innovaを受賞。

360 Lotus:

Grande 360 は DDBの "4thBest"。
キャドバリー社のチョコレート菓子 「MORO」 のキャンペーン。
ニュージーランドのオークランドが、世界で住みやすい都市第4位と言う事にかけ、
「ニュージーランドで4番目に人気のあるチョコレートバー」というスローガンを掲げたキャンペーン。



MOROキャンペーンサイト:http://www.moro.co.nz/


LotusRoots:

ロータスルーツは「Made in Asia」をテーマに、アジア発のクリエーティビティと多様性を持った作品に与えられる賞。
昨年から始まった新しい部門となっています。
今年度の受賞作品は、昨年カンヌのプロモーション部門でグランプリを受賞したビーコンコミュニケーションズの「夕張市プロジェクト2009」。

---------------
上記に上げたのは受賞作品のほんの一部。
受賞作品をすべて見た訳ではありませんが、なんだかワクワクする作品が多く、アジアのクリエイティビティをしっかりと感じました。やはり、欧米の広告よりも肌感が近い気がしますね。

来年はタイの情勢が安定している事を祈って。
---------------
受賞作品リストは下記アドフェストのウェブサイトから。
ADFEST2010についての関連記事(英語)

2010年7月22日木曜日

UNICEF Publicity Campaign Poisons New York


NYの街に突如現れた自動販売機。
ドリンクの種類は8種類。
マラリア、 コレラ、腸チフス、デング熱、 肝炎、赤痢、サルモネラ、黄熱。
むむむ。難しいチョイス。

飲む飲まないは別にして、上記はすべて水から感染する病気で4,200人もの子供達を毎日死に追いやっているのが現状。金額は1ドル。1ドルあれば一人の子供に40日分の水を提供できる、との情報も。

この自動販売機はユニセフが実施している世界の子供達にきれいな水を提供するキャンペーンの一環。
収益はユニセフが行っている、水の清浄活動に寄付されるとのこと。

同じ事が東京で実施された場合、どれだけの人がこの水を購入するのか?
メッセージは良く伝わりますが、自販機の売り上げで収益を集めるのは以外と難しいような気がしますね。

ソース:
designTAXI

FLIPBOARD



これは、新しい。
自分のオリジナルマガジンとも言うべきアプリ。

ソーシャルマガジンをコンセプトに、自分の友人が貼るリンク先のコンテンツを雑誌のようなレイアウトで見ていけると言うもの。新しいソーシャルネットワークの体験が出来そう。

正直使っていないので、感想は言えず、、、ですが、これは直ぐにでも試してみたいアプリの一つ。
ソース:
AdInnovator
Flipboardダウンロード:
http://www.flipboard.com/

2010年7月18日日曜日

GlastoTag: Orange's giant photoshoot


夏といえば、夏フェス。

その原点とも言われるのが、イギリスの大規模野外ロックフェス「グラストンベリー・フェスティバル」。
そんなイベントを利用したユニークなウェブサイトが「GlastoTag」。

GlastoTag は、同イベントのオフィシャルパートナー、オレンジのギネス世界記録挑戦サイト。

その挑戦とは...
世界一のタグ付け写真を作る事。

ワールドカップのイギリス対スロベニア戦ハーフタイム中にイベント会場で撮影された巨大パノラマ写真(1.3ギガピクセル、幅75,000ピクセル!)をサイトにアップ。ユーザーはフェースブックを通して写真にタグ付け可能。

この写真、相当解像度が高く、サイト上からもしっかりと顔が見えるのですが...
その上、名前、facebookのプロフィール写真までも公表されています。6万人の参加者には許可を経ているとはいえ、このご時世、なかなかすごい試みかとおもいます。

2010年7月15日木曜日

Red Bull – Parliament Square F1 Pit Stop



ビッグベンに国会議事堂。F1レーサー、鳴り響く爆音。
観客の少なさは否めないものの、絵になる動画です。

朝6時とはいえ、日本の国会議事堂前でこんなイベントの許可がおりる事は絶対ナイ!でしょうから、イギリス(ロンドン)は非常に寛容だなと思います。
でも、やっぱりもう少し人がいると嬉しいかな。

RedBullサイト:
http://bit.ly/cOGyOE
記事ソース:
ViralBlog

LIFE IN A DAY : 24th July



一つの世界。24時間。60億人の視点。
Life in a Day は、世界中の人々が同じ日に撮影した動画を集めてドキュメンタリー映画を制作するという、世界初、地球規模の歴史的な試み。
7月24日の24時間の中で、自分の日常を一コマを垣間みることが出来る映像を撮影。中でも特に独創的で魅力的な動画は、リドリー・スコット製作、ケヴィン・マクドナルド監督による、実験的ドキュメンタリー映画の一部として採用される、とのこと。
リドリー・スコットと言えば、同氏とトニー・スコットのプロダクション、RSAに所属する五人の俊英監督とフィリップスとのタイアップ企画『ParallelLines』が最近話題になったばかり。
今回は?というと、ロゴは小さくですが、LGが協力するみたいです。



完成作品は、2011年のサンダンス映画祭でプレミア上映されるとの事。「みんなで作る映画」的な企画もリドリー・スコットが製作となると、完成がいまから待ち遠しいですね。

詳細は:
http://www.youtube.com/lifeinaday