2010年4月23日金曜日

Phillips: Parallel Lines





昨年カンヌ賞フィルム部門グランプリを受賞したPhillips "CAROUSEL" 。今回のキャンペーンも同社の21:9のシネマ・ディスプレイを体験してもらうための映像作品となっている。
そのコンセプトは、One piece of dialogue. Five very different films . --1つのダイアログ。5つの全く異なるストーリー。使われているダイアログは下記6行のみ。

“What's that?”(それ、何?)
“It's a unicorn.”(ユニコーンだ)
“Never seen one up close before.”(こんなに近くで見るのは初めてだ)
“Beautiful.”(美しい)
“Get away, Get away.”(逃げろ)
“I'm sorry.”(すまない)

アニメやSFなど異なるストーリーは、RSA(リドリー・スコット・アソシエーツ)所属の5人の監督によるもの。
ショーフィルムコンペも実施しており6番目のストーリーを募集中。
ブリーフは、3分以下/映画的な映像であること/規定のダイアログが使われている事の3点。
優勝者は、Phillipsのホームシネマシステムが貰える他、RSAロンドン、NY、LA、香港のいずれか一カ所で、1週間のインターンシップが出来る。

また、今回のキャンペーンでは、PRの一環としてそれぞれのストーリーをモチーフにした「ボックス」が製作され、フィルムブロガー達に配られたという。(ボックスデザインはblastというイギリスのデザイン会社)


クレジット:
Agency: DDB London/DDB Worldwide
Chief Creative Officer: Neil Dawson
Copywriter: Sam Oliver
Art director: Shishir Patel
Production company: RSA Films
Executive producers: Kai-Lu Hsiung, Caspar Delaney
Directors: Greg Fay, Johnny Hardstaff, Hi-Sim, Carl Erik Rinsch, Jake Scott
Digital agency: Tribal DDB Amsterdam
Digital production company: Unit9

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