2011年1月19日水曜日

仏エルメスにおけるCSR活動。



UPCYCLING (アップサイクリング)。
最近、耳にすることが多くなったこの言葉。
昨年9月にはパリの社会貢献型ショップmerciでも「UPCYCLING展」が開催され話題になったばかり。
UPCYCLING は新しいリサイクルの形、もしくは考え方かと。
いらないものとして回収された商品や、もう必要なくなってしまったような素材を作り替えて、より価値のあるものとして世の中に還
元させていくこと。だから "RE"cycle ではなく "UP"cycle なんですね。
日本でも似た試みが pass the baton のようなショップでは行われていますね。



で、年明け早々会社で読んでいたWallpaper*誌(2月号のDesign Award 2011)に紹介されていたのが、エルメスにおけるアップサイクリングの試み「petit h」。


スカーフやバッグなどの製造過程で排出される端切れや、余った皮素材を同社の職人さんの手によって新しい命を吹き込むというプロジェクト。


詳細はウェブサイトから、と言いたいところですが、全てフランス語です(読める方は是非!)。残念ながら、まだ本国のみでの展開のようです。
読めない私は写真を見つめるだけですが、やはりこういったメゾンの職人さん達の手にかかると、端切れからも本当にすてきな「作品」が生まれるのですね。

petit h は、Hermès という交響楽団の横で即興演奏をしているジャズバンドのような存在なんだ。」と、プロジェクトのクリエイティブディレクター Pascale Mussard氏(Wallpaper*誌から)

さてはてそのお値段も気になりますが、こう言ったブランドの試み、他ブランドにどのような影響をもたらすのでしょうか?楽しみです。

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