2010年6月30日水曜日

Cannes Lions: Media Grand Prix


メディアグランプリを受賞したのはキャノンオーストラリアの「EOS Photochains」。
撮った写真を投稿、キーワードをタグ付けし、次の人はそのタグから連想される写真を撮影して投稿。連想ゲーム、しりとりを彷彿させるシンプルな作りですが、まったく知らない人達が撮影した「時」がこう言う形で繋がっていき、そして新しい物語を紡ぎ出す。とても素敵なアイディアだと思います。
ちなみにですが、このキャンペーンはダイレクトやプロモ、そしてPRカテゴリーでも数々の賞を受賞しています。




クレジット:
Title:EOS PHOTOCHAINS
Advertiser/Client:CANON AUSTRALIA
Product/Service:EOS DSLR CAMERAS
Advertising Agency:LEO BURNETT SYDNEY, AUSTRALIA
EOS Photochainsウェブサイト:
http://www.canon.com.au/worldofeos/photochains/
Cannes Lions 公式サイト: http://www.canneslions.com/work/media/

2010年6月29日火曜日

Oil-Spill Joke


Check Out The Oil On Our Beaches
<ビーチのオイルを見てみてください>
これは米国の格安航空会社 Spirit Airlinesの夏のプロモーションコピー。
やっていいことと、やってはいけないこと。
公共の目に触れるキャンペーンにもかかわらず。被害にあっている人達の事を考えたら絶対にあり得ないのでは?
同社は避難を受けてプレスリリースを発表。
「皆様にこのコピーを理解していただけなかった事を非常に残念に思います。私たちは皆様にフロリダ州をサポートしてくれるようお願いしたかったのです」

source:Ad Age.com

2010年6月28日月曜日

Cannes Lions: FILM GrandPrix



グランプリはコレ。
僕を見て、君の男を見て、僕を見て、そして君の男を見て... 残念な事に、君の彼は僕じゃない。でもこのOld Spiceを使えば...
なんだか、オールドスパイスを体験してみたくなるコマーシャルです。
グランプリの理由は「古くさく眠たいブランドを、クリエイティビティという力で目覚めさせ、ポップカルチャーの仲間入りを果たした」ということ。
何はともあれこの役者さんのしずる感満載のボディは感動ものです。
クレジット:
Title:THE MAN YOUR MAN COULD SMELL LIKE
Advertiser/Client:OLD SPICE
Product/Service:BODY WASH
Advertising Agency:WIEDEN+KENNEDY Portland, USA

僅差でグランプリから落ちてしまったのが、BBHロンドンのジョニーウォーカー "The Man Who Walked Around the World"。6分という時間で切れる事なく語られるブランドの歴史。
Robert Crlyleのスコティッシュアクセントが、このスト−リーにより一層の重みと味を足している気がしますね。



最後にフィルムのクラフト部門グランプリについて。
見事その座を射止めたのは、昨年のフィルム部門グランプリにも輝いたフィリップス。今年はParallel Linesと言う、同じダイアログを使った事なる5本のショートムービーが制作され、今回受賞したのはそのうちの一つ “TheGift"。近未来的なタッチで描かれるわずか5分程のストーリーは、たしかに映画館の大画面で見たくなる素晴らしいクオリティ。さすがRSA Films制作です。

2010年6月25日金曜日

Cannes Lions: Cyber Grand Prix


カンヌのサイバーライオンが発表されました!
グランプリは下記2作品。

THE FUN THEORY

Advertiser/Client: VOLKSWAGEN SWEDEN(フォルクスワーゲン/スウェーデン)
Advertising/Web Design Agency: DDB STOCKHOLM, SWEDEN




The Fun Theory の根底にあるのは、『楽しい』というシンプルな事で人の行動を良い方に変えると言う事。
VWでは Blue Motion Technology にこの考えを取り入れ、環境に優しいモノ作りを行っているとのこと。
つまり、『運転する事が楽しければ、エコカーを選ぶ』と言うインサイトに基づき、このキャンペーンを行った。
キャンペーンでは、リアルな実験を元にブログやyoutubeのチャンネルサイトを使い話題を喚起。また、一般からもアイディアを募り最優秀賞を決めるなど、様々な取り組みを行った。

Awardサイト:
http://www.adqualifier.com/cannes2010/thefuntheory/index.html

CHALKBOT

Advertiser/Client: NIKE LIVESTRONG FOUNDATION
Advertising/Web Design Agency: WIEDEN+KENNEDY Portland, USA



道路にチョークでメッセージを残す、と言うのはツールドフランスの伝統行事。観客は自分のお気に入りの選手に宛てて応援メッセージを道路に残しておく。ナイキのChalkbotはこのアイディアをさらに押し進めた企画。観客はSMSやウェブバナーまたはツイッターなどからメッセージをChalkbotに送信可能。一ヶ月間の間でツイッターのフォロワー数は4,000人に。そして36,000ものメッセージが寄せられた。

2010年6月23日水曜日

Cannes Lions: PR&Promo Grand Prix



今年のカンヌで最初に発表されたのが、プロモライオンとPR ライオン部門のグランプリ。その座を見事挑めたのが『Replay』というキャンペーン。
これは、ペプシコのスポーツ飲料「ゲータレード」の為のブランドキャンペーンで、代理店はTBWA/Chiat/Day(LA)。ターゲットは30代男性。若い頃にゲータレードを飲み運動していた世代で、今運動不足が一番問題になっているのもこの世代。
そこでゲーターレードとTBWA は、その年代層に運動を促進させる一つ方法として、15年前にライバルとしてプレイしていた、高校フットボール2チームを再招集し、引き分けで終了していたゲームを「リプレイ」することに。
オンライン上のウェビソードのみならず、チームの再会や、体作りの過程がTVのドキュメンタリーシリーズとなり、最終的には試合がFox Sports Netで放送された。 また、体作りのアプリや、チームメートとの再会アプリなどもフェースブック用に開発された。
225,000ドルのペイドメディアに対し、様々なメディアに取り上げられた事でその広告効果は3,000,000ドル分に相当すると言う。

2010年6月21日月曜日

Design Your Bottle





ビールメーカーHeinekenが、42種類のボトルデザインから選び、好きなテキストや写真を入れ、購入できるサイトを公開した。
6本で38ドルということ。

Source: Ad Innovator

2010年6月18日金曜日

Collaborative Consumption



Collaborative Consumption: 共同消費についての動画。
20世紀のハイパー消費から21世紀はコラボレーティブ消費(共同消費)へ。
投稿元によるとそのコンセプトのベースにあるのは
What's mine is yours. つまり、私の物はあなたの物。みんなが対等な関係で消費活動を行う。

共有利用/物々交換(barter)/取引/貸し借り/交換(swapping)/ギフティング + 新しいテクノロジー + みんなが対等な関係にあるコミュニティ=Collaborative Consumptionの創出 となるようです。

物々交換、カー&バイクシェアリング、地域通貨などもCollaborative Consumptionの形とのこと。

2010年6月10日木曜日

Dr Pepper Status Take Over



FacebookのユーザーステイタスをDr Pepperがジャックしてしまうというアプリ。ユーザーに代わってDr Pepperが恥ずかしいコメントを投稿(もちろんDr Pepperの署名いり)。代償としてユーザーは毎週1000ポンドの賞金が当たる抽選に参加できる。
コメントの『恥ずかしさレベル』を3段階から選択。例えば、レベル1は「お気に入りのブランケットをなくしちゃった!どうやって眠ろう!」、レベル2は「シャワー中におしっこして何が悪い?」、レベル3では「トイレのティッシュがなくて芯のところを使っちゃった。最悪」など。レベルが高ければ高い程、賞金が当たる可能性が高くなる。
企業キャンペーンにおけるフェースブックアプリ利用は高まっていますが、ユーザーのパーソナルなコメントを入れる部分をジャックするというのは...少々やりすぎでは?

Source: ViralBlog

2010年6月9日水曜日

Samsung Out of the Box

Out of the box - book from adrian333 on Vimeo.


マニュアルとパッケージが一体になった今までみたことのない、素敵なデザインです。

Source:
GDRUK

SUNLIGHT AD



ニベアの日焼け止めクリームの広告。
日焼け止めが必要なのは太陽の下。ということで、太陽と反射鏡とをつかって街の至る所をメディア化し、太陽の下でしか見る事の出来ない屋外広告キャンペーンを実施。

Credit
Agency: LewLaraTBWA (Brazil)
Product: Nivea Sun
Creative Directors: Jaques Lewkowicz, André Laurentino, Felipe Luchi
Art Director: Pedro Rosa
Writer: Roberto Kilciauskas
Graphic Production: Marcos Pedra

Source:
GDRUK

2010年6月7日月曜日

snoop on. me


自分のコンピューターのスクリーンショットが、ある一定間隔で自動的にアップされるスクリーンショット共有サービス。こんな恐ろしいサイトがある事にびっくりですが、同サイトによるとその目的は:決断先送りの習慣をなくす/ ずるい人を発見する/ 責任感の醸成/ 「わいせつなもの」を寄せ付けない/ 仲間からのプレッシャーを感じる ことだそうです。
上手な使い方をすればいいのでしょうが、個人情報問題がこうも叫ばれる世の中において少し逆行したサービスなように思えました。

Nike78







「スポーツ」をアイディアの起点とし、スポーツシューズの機能に挑戦するようなNike Shoesをデザインする。
NIKE78は、アーティストのポール・ジェンキンスが主体となって行っているプロジェクト。
シンプルなスニーカーがクリエーター達の独創的なアイディアによって彩られ、今まで目にした事のない新しいシューズが次々と生み出されている。
出来上がった作品は制作ドキュメントとともに
ウェブサイトにアップされ、今秋行われる ロンドン・デザイン・フェスティバル期間中に実物が展示される。

Source: FAST COMPANY

2010年6月6日日曜日

iPad Magic



昨年末の忘年会でお世話になったサラリーマジシャン内田さんのiPad Magic。
すごい。の一言です。土曜日(6/5)には「めざましどようびメガ」にも登場。
今や時の人です。